ジャニヲタ女の彼氏が実家挨拶に来た話

今お付き合いをしている人とは1年半になる。
正直嵐ヲタをしていると、メディア露出が多いため毎日追うだけでも忙しいし、ときめかせてもらえる燃料もその分多いため、彼氏がいなくても満足してしまう。
ただ、私は老後一人は嫌だというぼんやりした願望もあり、自分なりに努力して彼氏を作った。
見た目はややぽっちゃりだし顔も好みとは全然違うのだけど、とても優しいし性格も合い、大事にしてもらっている。

その彼氏さんが、私の実家に挨拶に行きたいと言い出した。というか、付き合って2ヶ月くらいの時からずっと言っていた。
あくまで「お付き合いさせてもらってます」の挨拶で遠方なので私の帰省に合わせると言われたが、さすがに2ヶ月では早いと断り、その後ものらりくらりかわしていた。
挨拶＝結婚本決まりになってしまいそうで、それはそれで躊躇したのだ。
ただ、この夏の帰省を逃すと次の帰省は年末年始。
年末年始といえば紅白←嵐ヲタ的思考
もし当たれば今年も紅白の観覧に行きたい※ここ2年奇跡的に当たっている
が、嵐をみたいから親への挨拶は今回も待ってくれ、ではさすがに愛想を尽かされるなと思った。
嵐と俺のどっちが大事なんだなんて言われたくないが、私が逆の立場なら言いたくもなる。
そこで今回来てもらうことにした。

今まで家族と恋愛の話をしたことが一切なく、彼氏がいることも伝えていなかったため、母は驚き、また安心していた。
ちなみにジャニヲタなことはまだ黙ったままだ。伝えたらきっと驚き心配されるだろう。
私は金曜日から実家へ帰り、月曜日に戻ることに。彼は仕事の都合で土曜日に来てホテルに泊まり、日曜日に挨拶して戻ることになった。

余談だが私はかなり昔『翔さんが自分の婚約者で、お忍びで実家に挨拶に来てくれる』という夢をみたことがある。
交際相手を打ち明けたところで母が驚き、妹が騒ぎにならないように空港まで私と翔さんを迎えに来て「本物もすごいイケメン！」とはしゃぎ、実家にきては翔さんが立て板に水のごとくスラスラと挨拶して父と母が感動する、というものだった。
翔さんがお忍び旅行企画をやっている今思えばこっそり迎えに行かなくてもバレない気はする。

金曜日

新幹線の道中に、嵐の番協*1のキャンセル待ち当選のメールが届く。
ただ私は冷静だった。
このメールに返信すれば、当選者からキャンセルがでた場合に繰上当選になりますよ、というそのメールを今まで3、4回受け取ったことがあるが、一度も繰上がったことがない。
そりゃあそうだ。FCに入る人が嵐に会える機会を易々キャンセルしないだろうし、当選からのキャンセルはFCブラリ入りという都市伝説（？）もあるので、基本的には都合がつく人が応募しているはずだ。私はそうだ。
なので期待はせずにメールを返信した。
彼氏さんからは挨拶に行くための服を買ったよ！と連絡がきた。

土曜日

家の用事で、しやがれはリアタイできなかった。
先週の予告で自担の自撮りシーンがありそれがとても盛れていたので、ツイッターを覗いたらやっぱり櫻井担が盛り上がっていた。
彼氏さんからはホテルに着いたよの連絡の後、連絡がとれなくなる。話し方とか相談したかったのに…と気を揉みつつツイッター漁りに戻る。←

日曜日

彼氏さんは早めに寝ていたらしい。事前に注意事項や父の趣味など教え込み、いざ対面！！

彼氏さんも、父も母も緊張していた。
彼氏さんは最初あがりまくり、名乗るのを忘れていたため、私から小突いて名乗らせた笑
立て板に水どころではないので、私が話題を振ったり話を進めたりして、最初はぎこちなかったものの和やかに面会は終わった。

月曜日

一日経ち、落ち着いた母から出てきた感想は「ちょっとぽっちゃりだね」だった笑
変な緊張はおもしろかったし疲れたが、後で良い思い出になればいいなと思った。
彼氏を親に紹介するのも初めてだったので、リア充みたいな自分がこそばゆい。
すごいな。結婚した同期も妹もみんなとっくの昔にこれを経験してるのかと思うと尊敬する。

まるでヲタでも何でもない、普通のアラサー女みたい…！と感動している新幹線の道中、ｼﾞｬﾆｰｽﾞﾌｧﾐﾘｰｸﾗﾌﾞからメールが来た。

番組協力　繰上当選！

え…？

(*ﾟДﾟ*)

なに一般人きどってんだよ！と思い知らせるかのようなタイミング…！！！
はい、そうでした。すんません！！
火曜まで休みなのに月曜の夕方に帰ったのも、火曜の番協と、何ならZEROをリアタイするためだったじゃないか。私。
ワクワクも宮城もはずれて、今年は生嵐見られないかもなーなんてぼんやり諦めてたところを見透かされたようなタイミングに、喜びと恐ろしさに震えながらいそいそと参加メールを返す私だった。

*1:番組協力。ファンクラブが申し込める番組観覧のこと